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「経済」というタイタニックは沈みかけている
『ノマドランド』は2021年アカデミー賞主要3部門を受賞した映画です。原作はノンフィクションで、ノマドとは家ではなくヴァンやキャンピング・カーで生活をする人々で、高齢者が多いようです。若い頃から働きづめでも、公的年金は月550ドルと知って「働き... -
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逃げおおせる筈がない?
主演の宮沢りえさんは、この『紙の月』に次いで翌年公開の『湯を沸かすほどの熱い愛』でも最優秀主演女優賞を受賞している。どちらも人気も評価も高い作品ですが、私は『紙の月』により惹かれます。 この主人公は、観ているこちら側にも強い罪悪感を抱かせ... -
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作家は人生の難題に解答のお手本を描く
20年ぶりに映画『GO』を観ました。行定勲監督の長編映画初監督作品であり、宮藤官九郎さんも初めての映画の脚本作品です。初めてみたときは、主人公の在日韓国人役の窪塚洋介さんに感情移入してみたが、今回は愛国心が増えたせいか、窪塚洋介さんの鬼気迫... -
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1900年
ベルナルド・ベルトルッチ監督、ロバート・デ・ニーロ主演の映画『1900年』は、5時間16分の歴史大作で、長尺過ぎたせいか興行的には成功しなかったと思います。私は最初、ビデオをレンタルして見始めたら、ファンのデ・ニーロの声がイタリアの俳優の吹... -
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冤罪事件
ラース・フォン・トリアー監督の『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を久しぶりに観ました。「結末が暗すぎる」と、胸糞映画のNO.1などに挙げられることもありますが、主演のビョークの演技力、歌唱力、音楽が圧倒的に素晴らしく、カンヌ国際映画祭での最高賞... -
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教会の分裂は、欧州からロシアを引き離した
『サクリファイス』や『ノスタルジア』同様、この『鏡』(1975年ソ連映画)もアンドレイ・タルコフスキー監督の映像美や詩的表現に溢れている。当時のロシア(ソ連)は検閲があったが、商業映画にする必要がなかったためタルコフスキーは自身の芸術表現に... -
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尼僧物語
オードリー・ヘップバーン主演で1959年に公開され、アカデミー賞で8部門にノミネートされた作品。同年に『ベンハー』があったこともあり、受賞はならなかった。 第二次世界大戦期のベルギーが舞台で、当時は女性の社会貢献の手段が限られていたこともあり... -
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政治と犯罪はコインの表と裏
『ゴッドファーザー Part Ⅲ』ならぬ『ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期』を観た。 恐らくラストシーンが少し変えられたくらいではないかな?コッポラ監督が名作だけに、本来の意図を示したかったからだと思う。<最終章>の... -
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映画で「生きてこそ」 ショックを受けない人はいないと思います。
もう、20年以上前の古い映画です。飲み屋の店長さんと「人生でナンバーワンの映画って何?」という会話で一番に挙げられたのでさっそく鑑賞した、といういきさつだったのですが、、なるほど私にも人生でナンバーワンかな、と言う程の作品です。 実話です... -
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これではきっと疲れるだろう
YouTubeで見たのですが、アメリカでは音楽に関してPopでSweetでRomanticなものより、Criminalの音楽といった感じの方がバカにされないというか、カッコいいと思われるようです。日本でも昭和の頃にはそういう流行りが存在していて、映画ではより荒々しい表...
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