いつまでも心に残る名作中の名作だと思います。

小学生の頃にララという漫画雑誌に掲載されていた山岸凉子先生の作品です。完結からもう30年以上だったと思いますが、今読んでも溜め息が出ます。。

当時クラスメートが単行本を持っていたので、借りて読んだのですが、一気に最後まで一心不乱に読みました。当時相当話題になっていましたし、口々に「王子かわいそう」という台詞を誰もが言ってました。その後、ハードカバーの改訂版が出版されたので、購入して時折読み返し~を繰り返しまして、既にかなり色褪せてボロくなりました。
現在全7巻の改訂版が出版されているようです。

好き嫌いの分かれる、独特な絵を描かれる先生です。
私は、、とても繊細で細い線の絵で、、時代のかかった衣装はとても美しいと思います。表紙の絵なんて、飾って眺めたいくらい美しいと思います。

この壮大な作品のテーマは、、壮絶な片想い&大失恋、、といったもの、、でしょうか。小さかった頃の当時は正直、よく解らなかったというべきではありますが、何回読んでも、、今でもよく解らない部分は多いです。こちらの作品の解説~のようなものには目を通しておりますが、しっくりいったりしっくりいかなかったり。。
王子の恋する相手は、ノーマルの男性。。王子が女性に生れてさえいれば、まず王子が選んでもらえた、、はず。。

朝廷炎上の場面で、”あなたはそんなにも私のことを、、”
恋する相手が王子に向けた台詞、、これには胸がえぐられました。

最後に二人で押し問答を行うのですが、、最終的にこの場面で王子の恋は完全なる破滅を迎えるのですが、、ホントに何言ってるのか理解不能TT 多分王子の言っている事も真実で蝦夷の言っている事も事実なのだろうな。。王子の愛が歪んでいる、との表現をする解説も複数目にしましたが、、人を強く強く想うのなら~王子の気持ちも考え方も全然有りじゃないかな?う~ん、難しい!

兎に角、、壮大な歴史ロマンで、心に沁みる不朽の名作だと思います。何年経っても色褪せる事はないと思います。

さくら咲くさん 46歳 女性

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